目安の数字より、自分の 3 か月の実績から作る
「食費は手取りの何割が目安」といった数字は、家族の人数や住む場所、外食の頻度で大きく変わるため、 そのまま自分の予算にはなりません。無理な予算は最初の月で破綻し、家計簿そのものをやめる原因になります。 ここでは、レシートの記録を 3 か月ためたあとに、自分の実績から予算を作る手順を説明します。
最初から予算を決めると、記録が「反省」になって続きません。最初の 3 か月は予算を決めず、 レシートを撮って保存するだけにします。レシるんは品目ごとに「食費・日用品・交通費・外食・ 衣類・娯楽・その他・値引き」の 8 カテゴリへ自動分類するので、記録が溜まれば 集計・レポート画面で月ごとのカテゴリ別合計が見られます。3 か月分あれば、 特売のまとめ買いや帰省など、1 か月だけの偏りをならして見ることができます。
レポートで 3 か月分の合計を並べると、費目は 2 種類に分かれます。食費や日用品のように 毎月ほぼ同じ金額に落ち着く「安定する費目」と、外食や娯楽、衣類のように月によって 大きく上下する「ブレる費目」です。予算はまず安定する費目だけに設定します。 ブレる費目は「上限」というより「月に何回まで」のような回数の目安にした方が守りやすく、 レシるんでは食費と外食を別カテゴリで集計するため、外食の回数と金額は 履歴から簡単に数えられます。
食費の予算は、3 か月の平均をそのまま、あるいは 1 割だけ減らした金額から始めます。 いきなり 2〜3 割減らすと、安いものを探す時間や我慢が増えて、翌月に反動が来ます。 1 割なら、特売日をひとつ増やす、まとめ買いを 1 回減らす、といった小さな工夫で届く範囲です。 日用品は「まとめ買いする月」と「買わない月」があるため、3 か月合計を 3 で割った平均を 月予算にし、買わない月の余りを翌月に繰り越す考え方がぴったりです。
月予算 4 万円のままだと、月末まで使いすぎに気づけません。1 か月はおよそ 4.3 週なので、 週の目安は月予算 ÷ 4.3、4 万円なら約 9,300 円です。レシるんのホーム画面には 今月の支出の合計と前月比が常に表示されるので、週の終わりに合計を見て 「今週は目安を超えたから来週は自炊を増やす」と立て直せます。 月の途中で修正できることが、予算を守れるかどうかの分かれ目です。
予算は月末に 1 回だけ見直します。超えた月があっても、費目ごとの上限を全部いじるのではなく、 いちばん超えた費目 1 つだけを「なぜ超えたか」まで見て、翌月の予算か買い方のどちらかを変えます。 見直しの具体的な手順は「月末の振り返り手順」の記事にまとめました。 また、予算を守れた月は金額を下げず、そのまま続けてください。 3 か月続けて余るようになったら、そのとき初めて 1 割下げる。 この繰り返しが、我慢ではなく習慣として支出を減らしていく方法です。